UMAMI & UMAI! エシカルプロジェクト
地球にやさしい、新味を創る。
日本人が愛した〈旨味〉を、
地球にやさしい〈UMAMI〉へ。
その美味しさをいつまでも味わっていただくために、
私たちは持続可能な新味に挑戦します。
地球温暖化の影響もあって、
ここ数年間、
こんぶの漁獲量が
激減しています。
こんぶは海水温の低い海で育つために、食用の約90%が北海道産です。しかし近年、地球温暖化の影響で海水温が上昇し、十分にこんぶが育たなくなってきています。このまま地球温暖化が進めば、いずれ北海道のこんぶが消滅する可能性がある、と指摘する専門家がいるほど、深刻な問題となっています。
地球環境に悪影響を
及ぼしている原因のひとつが、
大量の食品の廃棄です。
食品の製造過程や家庭の食べ残しなどで捨てられてしまう「食品ロス」。こういったゴミを燃やせば、CO2(二酸化炭素)の排出につながるとともに、ゴミ処理にたくさんのお金がかかります。さらに、ゴミ焼却後の灰の埋め立てによる環境負荷も問題になっています。
これまで廃棄していた
「いちばんだし」に着目。
数年間にわたって
研究・開発してきました。
海から引き上げたこんぶは、天日干しをした後に出荷します。家庭でこんぶを使用するとき、表面をふきんなどで拭いますが、前島食品では、洗浄のためにキレイな水で煮ています。その煮汁こそが、旨みが濃く、味わい深い「いちばんだし」。安全性に考慮して捨てていた出汁を商品化できないだろうか…と私たちは試行錯誤を繰り返していました。
丁寧に濾過し、濃縮することで、
安全かつ美味しい
「濃縮こんぶエキス」が完成。
「いちばんだし」の美味しさを知るスタッフは、じっくり丁寧に濾過・濃縮することで、こんぶ本来の風味が消えてしまわない製法を発見。何度失敗をしても諦めず、ついに「濃縮こんぶエキス」を完成させました。そして現在では、そのオリジナルのエキスを活用した商品の開発などに取り組んでいます。
家庭の食品ロスの
大きな原因は「食べ残し」。
それらを少しでも減らす、
こんぶ商品を。
食材をなるべく捨てずに、おいしく保存してほしい…。そんな想いを込めて、こんぶをまるごと食べるような商品の開発を目指しています。例えば、野菜・魚・肉などの食材を「こんぶ締め」にして数時間寝かせれば、こんぶが余分な水分を吸収し、日持ちを良くさせます。また、「佃煮」や「こんぶ巻き」も日本の伝統的な保存食です。私たちは、そんな先人たちの知恵に学びながら、食品ロスにつながる商品を開発していきます。
私たち前島食品は、
日本の味であるこんぶを
未来へつなぐために、
さまざまな取り組みに
チャレンジしていきます。
地球にも、食品にも、そして家族にもやさしい食卓をご提案していきます。